建築士試験合格者講演
講師:小原 航二さん
平成27年4月町田デザイン&建築専門学校二級建築士受験科入学。
平成29年3月卒業後、町田デザイン&建築専門学校が提携している日建学院の合格講座を利用して二級建築士試験を受験し、学科試験、製図試験を突破して合格。
3月4日(日)二級建築士受験科のスクーリング後に卒業を控えた在校生を前に、町田デザイン&建築専門学校通信教育課程卒業後、建築士受験に至るまでの受験生活について語っていただき、在校生へのエールを送っていただきました。
ここでは、講演の内容を簡単にまとめましたので、二級建築士を目指して入学を希望する方々の参考に供したいと思います。
①卒業後7月の学科試験に向けて
- 小原さん
-
卒業後、すぐに日建学院の学科試験の講座が始まりました。
学科試験は、午前中に建築計画、建築法規、午後に建築構造、建築施工と行われます。
それぞれの科目は、細かい知識も問われ範囲が広いため、卒業後のわずか3か月あまりで全範囲をカバーするのはなかなか大変です。
心掛けたのは、全範囲を一通り学習すること、予習・復習を徹底すること、そして学科試験には足切りがあるため(1科目でも12点未満があると不合格)、自分の苦手分野を見つけて克服することなどです。
町田デザイン&建築専門学校時代は、勉強があまり得意なほうではなかったので、ほぼ毎週ある講座の予習・復習も含めて1日3~4時間は勉強しました。
また、自己管理も大切です。勉強時間を確保するために早朝型に切り替えて、毎日の勉強時間を確保するようにしていました。
②学科試験合格後製図試験に向けて
- 小原さん
-
学科試験の自己採点で合格圏内に入っているとわかった日から、すぐに製図試験の勉強に入りました。
製図については、町田デザイン&建築専門学校でも書いてはいましたが、最初に課題に沿った図面5面を仕上げるのに12時間もかかりました。
実際の試験では、課題を読み取り、プランを立てたうえで、図面5枚を5時間以内で仕上げなくてはならないため、まずは図面を早く書きあげる練習を1か月間ひたすら徹底しました。
その際に、図面を書く手順を自分なりに決めて短縮を図ることとし、このときは1日に6~7時間かけて図面を書く練習をしました。少し慣れてきた段階で、同じ図面を繰り返し書き、最初の1か月で5時間以内に仕上げられるように努力しました。
今は、こんな短時間で仕上げるのは無理と思っている方も、練習すれば短時間で図面は書けるようになりますので、頑張ってください。
後半の1か月余りは、課題に対して合格可能なプランを立てることに集中しました。
仕事をしながら、二級建築士試験の合格を目指すのは、なかなか大変なことで、自分も最後の1週間は試験に間に合わせるために、会社に事情を話してお休みをもらいました。
このような努力をしたおかげもあって、試験当日は問題文の読み取りとプランで1時間20分、製図に3時間、見直しに40分とずいぶん余裕をもって試験に臨むことができました。
③最後に
- 小原さん
-
町田デザイン&建築専門学校の二級建築士受験科に入学してから、建築士の製図試験まで2年半。特に卒業してからの半年間は身を削る思いで勉強しました。
学科試験に合格すれば、製図試験に落ちてもその後の2年間は学科試験は免除されますが、このような思いをまた繰り返したくないという思いもあって、必死に時間をやりくりしながら勉強しました。
これから、町田デザイン&建築専門学校に入学して、二級建築受験を志している方も、仕事をしながらというハンデはありますが、ぜひ頑張り通していただ