福島 圭子 講師の写真

福島 圭子 講師

色は本当に奥が深くて面白いと思います。

カラーコンサルタント、ドレススタイリスト、エクステリアプロデューサー

1この業界を選んだきっかけ

生け花(草月流)を習っていた際、花の組み合わせについて苦戦していたのがきっかけです。
当時の講師は、「この花とこの花の方が、組み合わせが綺麗よ」とか、「この花器を使った方が良い」という風に、主観で指導することが多かったんです。そのため、理論的に教えてもらうことができず、 基本的な質問の「なぜ?」には答えてもらえませんでした。それがきっかけで、もっとカラーの基礎からきちんと学んでみたくなり、 色彩の学校に入学しました。2年次の秋頃、学校側から講師の依頼をいただいたんです。
学生として勉強を続けながら、社会人の方を対象に授業を担当するという、二役をこなしていました。
その後は、色を使う現場で仕事がしたいと思い、講師を続けながらブライダル業界で働きました。
ドレススタイリスト(花嫁の希望やイメージに合うドレスや小物、アクセサリーなどをコーディネート)の業務に携わり、実際の職場で身につけた知識を活かしました。最近では、着こなしやメイクを提案するサロンを運営し、「大人の着こなし」をテーマに講義も行っています。
また、エクステリア業界(※)ともお付き合いがあり、エクステリアをどういう風に使ったら空間を自分らしく、そして、心地良く過ごせるかというプロデュースも行っています。
お客様に色を分かりやすく提案したり、色という視点が広がる可能性、その方の思うような空間をつくることができるのが、一番の喜びであり、仕事上のやりがいです。

※門扉、外柵、ガレージ、庭園灯、ウッドデッキ等の総称

2資格勉強の実際

資格を取ると自信を持てるので、資格取得をおススメします。
ただひと通り勉強しただけでは、知識は時間が経てば忘れてしまいますし、曖昧にもなります。
ところが、資格試験を受けようと思えば、自分が得た知識をもう一度整理することになりますよね。
もう一度あらためて勉強することで、さらに深く理解することにもつながるのではないでしょうか。
資格というのは、「使えてこそ、資格」だと思います。知識を丸暗記しても意味がなく、 日常生活で色がどういう風に役立っていて、このように応用されているというように、 ひとつひとつ理解して納得しながら勉強できることに繋がると思います。

3カラーコンサルタントという仕事について

色もデザインの一部なので、色の使い方ひとつでビジュアルが大きく変わります。
これからの時代、ニーズはもっと増えると思いますが、色だけの知識だと仕事の範囲が限られてしまいます。
そこで、建築業界において専門分野の知識もセットで学び、その際に色も一緒に勉強することで仕事に役立つのではないでしょうか。

4担当科目『カラーコーディネート』について

今回半年間授業を担当させていただきましたが、私自身とても楽しみながら教鞭を取ることができました。
初めて勉強する受講生がほとんどでしたが、新鮮な気持ちでカラーワークを学んでいらっしゃいました。
ちなみに、一番人気があった授業は、「色彩心理」です。日常生活の中で色の知識を活かすことができるので、 お仕事に活用された方もいらっしゃいました。実際にインテリアや建築の仕事に携わっている受講生から、 「色の知識をどう活かしていけばいいのか」と相談されたり、初めて色を勉強した女性の受講生からは、 「メイクの指導もして欲しい」という要望もいただいたりしました。
授業で身につけた知識を、いろんな場で使っていただければ嬉しいですね。

5通信教育で学ぶか検討している方へのメッセージをお願いいたします。

色は本当に奥が深くて、おもしろいと思います。
通信教育で学ぶのは半年間と短い期間ですが、色の基本的なことを知ることによって、 必ずありとあらゆることに活用できます。ご自身の持っている世界や可能性がもっと広がり、 毎日をより楽しく過ごすことができるからです。また、初心者の方でも基礎から指導いたしますし、 スクーリングでは分からないことがあったらマンツーマンで質問にお答えいたします。
是非、大船に乗ったつもりでご入学ください。

授業風景の写真